らんちゅうの産卵用品について お話したいと思います。
産卵に必要なものを教えて欲しいと メールを頂いたことがあります。
書き出してメールいたしましたが ご注文をいただけなく・・・
産卵しなかったのか?
必要なものが多すぎて、やめてしまったのか?
絶対必要なもの、代用が利くもの色々あります。
私の愛用品、おすすめ品を中心に
今年は出来るだけ丁寧に紹介したいと思います。
まずは、越冬明けです。
餌を食べられる12~13度でしばらく様子を見て頂くには
広温地域サーモスタットがあると便利です。
自然に起こす方は 15度からの通常のサーモスタットでも大丈夫です。
産卵間際になりましたら 稚魚用の飼育槽と産卵藻が必要です。
卵は必ず親魚とは別の水槽が必要です。
プラスチックのねりぶねや 衣装ケースなどを代用することも可能です。
孵化の水温は20度前後、孵化後は少し水温を上げます。
その為にヒーターは必需品です。
産卵藻は人工藻が主流です。
その中でもシザロンモールコードの沈下性がお勧めです。
ボリュウムがあり底に落ちる卵が少ないこと。
孵化後に無精卵など洗い流しやすいこと。
藻の上をらんちゅうは泳げる深さにして沈めれば
付着した卵だけでも十分な量です。
欲張りな方には 簡単な敷き巣になるシートを紹介します。
約120cmで300円と安価です。
シザロンモールと合わせて使用すれば効率よ卵を取ることができます。
また、洗面器で人工受精させる方は 中に敷いて使われると
洗面器ごと池に放置しなくて済みます。
洗って数回も使用可能です。
産卵後は 必ず卵は親魚と分けます。
親魚を移動させるのではなく 卵を移します。
新水で水温を20度前後にした中に沈めて孵化を待ちます。
雑菌の多い置き水は不向きです。
そして、一番の敵は 無精卵に付く水カビです。
飼育槽にメチレンブルーを少量入れたり、
水カビ抑制のピマフィックスを水換えのたび使用することで
稚魚の20日病(一回目の選別頃にポツポツ死ぬ病気)が防げます。
次回は稚魚の餌と選別用品についてお話いたします。
産卵で困ったことや 疑問なことがありましたら
お気軽にご質問下さい。
ご来店の時か、メールでいただければありがたいです。
私がお答えできない件は 鷲津氏にお願いしていますので
安心してください。