お天気も良いので 水戸まで車を走らせ 荻谷富士夫さんのお宅にお邪魔しました。
二つのビニールハウスは当歳魚でいっぱいでした。
色変わりした当歳魚は 一池に150尾ほどおります。
昨年、秋にお邪魔した時に水の色に驚かせれましたが、
黒仔も当歳魚も ほとんど見えない水の色です。
浮遊性の餌が水面に広がり、底には冷凍赤虫が・・・
当店の3月産まれより はるかに大きく育っています。
少なく飼育しないと育たないなど ここでは迷信です。
今月の後半から始まる研究会用をお願いして、近所にお住まいのお兄さん宅にも伺いました。
達夫さんは 冨士夫さんより小さめのハウスでが、
池数は多くお一人でよく管理されていると感心いたしました。
お兄さんの方が水は綺麗な感じ・・・
だんだん、茶色いことに慣れてきた自分が怖いです。
冷凍赤虫を食べる黒仔にも ブラインシュリンプを入れるそうで
今年は50缶使用したそうです。
らんちゅう飼育には 熱意とお金が必要ですね。
お二人で種や卵のやりとりや、頭の出る餌を研究されています。
荻谷の頭を見て欲しいと 数匹を洗面器で見せてくれました。
審査では尾形や泳ぎも重視されますが 坊主頭ではらんちゅうではない。
荻谷兄弟の頭への思いは半端なものではありませんでした。
ずぼらに見える水換えにも 換えるタイミングを見極めるルールがしっかり有ります。
「食べきる餌では 頭は出ませんよ。」と言われましたが
何故、エラにならないのか?
だれにも真似のできない飼育法があります。
丁寧に教えていただきましたが・・・勇気がでません。
「バクテリアだろう」と思われる方が多いと思いますが
夏まで使用してないようです。
達夫さんの魚を一池で譲っていただきました。
しっかり色がきまったら 研究会用として販売したいと考えています。
尾まくれなど多少の傷があるものは 種用として販売中です。
5尾セットで3000円です。
来春に産卵をお考えの方は 夏場に種用として飼育されることをお勧めします。
色揚げや 高脂質な餌をたくさん食べた魚は 種には向きません。
また、秋エラ病は治りにくいので 早い時期から家の水に慣らすと良いでしょう。
気の早い話ですが 宜しくお願い致します。