こんばんは。
機材&水槽設置担当の谷岡です。
先日リーファー水槽のキャビネットをお話させて頂きました。
そこで今度は水槽を購入される際にどうしてもセットになるキャビネットのお話を少しできればと思います。
よく、メラミンキャビネットのお問い合わせが多くあります。
いったいメラミンキャビネットとは何だろうと?との疑問に少しお答えできればと思います。
上記の写真のキャビネットは来週設置する水槽セットの黒色の光沢のあるメラミン化粧版を木製キャビネットに張り付けているキャビネットです。
光沢があるので、とても綺麗です(サイズは横幅120cm水槽用のモデルです)
メラミン化粧版仕様のキャビネットはいろんなメーカーより販売されております。
メラミン化粧板の特徴は以下のようになります。
※防水性
※耐久性
※見た目や豊富なカラーパターン
「耐水性」は水を弾きやすく家庭でもキッチンメーカーなどが水回りの商品で使用されているなど信頼性が高いです。
ただ100%絶対的な防水ではないです化粧版と化粧版のつなぎ目から稀に侵入する事もあったりしますが、ほとんどないです。
「耐久性」表面が通常の木よりも硬いのでキズに強いです。また経年劣化もしにくいと言われています。
表面がツルツルなので掃除やしやすくメンテナンス性が高いのもポイントです。
「見た目や豊富なカラーパターン」は見た目は特に光沢のある白色や黒色は美しく水槽台と言うよりはインテリアに近い雰囲気です。またメラミン化粧版の最大手のアイカのHPで確認できますが数百種類のカラーパターンがあります。
キャビネットの内側の写真になります。
こちらのメラミンキャビネットの内側はポリ(ポリエチレン)を内張りしております。
メーカーによってキャビネットの内張りはさまざまです。。
内側は外側と比べて水がかかったり物がぶつかったりする事がかなり少ないです。
なのでコストの問題でメラミン以外にもコストを抑えるために内張りはポリ(ポリエチレン)や塗装や何もなしで木のままなど、いろいろなパターンがあります。
写真のキャビネットは外張りはメラミン。内張りはポリエスチレンで使い分けてコスト的にハイ・ローミックスにしております。
(メラミンが黒色でポリが白色なのでわかりやすいです)
コスト的に余裕があれば外張りも内張りもメラミン化粧版と言う豪華な仕様もありかと思います。
上記の写真はマーフィード社のウッドキャビネットシリーズのVTモデルになります。
新色の黒色です。こちらは化粧版をしていない一般的な木製キャビネットです。
個人的にはコストパフォーマンスがとても優秀なキャビネットでおススメしております。
(予算があればもちろんメラミン仕様の方がおススメですが水槽セットは機材をあれも。これもと考えているとあっという間に予算オーバーになりがちです。。)
このウッドキャビネットVTのおススメの理由は耐久性が高い点になります。
同じウッドキャビネットシリーズをお店でも2台水槽台で使用しています。以下の写真です。
90cmと120cmのウッドキャビネットをお店で使用しており、写真は90cm用になり約10年経過しております。
業務用で使用しているので使用環境はけっこう過酷な環境になります。
写真のようにあちこち傷ついておりますがキャビネット自体に水を吸って膨らんだ感じもなく、まだまだ元気に頑張ってもらえそうです。
最近はキャビネットの材質にMDFと呼ばれる木の粉を接着して板状にした材質のキャビネットもあります。
MDF自体は強度的には何も問題はないのですが水を一旦染み込んでしまうと材質的に膨らみやすくなるのが弱点です。
時代の流れなので、どうしようもないですがMDF材質でも、きちんと化粧版がされているキャビネットは耐久性は高いと思います。
マーフィードのウッドキャビネットはMDFでなく昔ながらの通常の木製なのでその点はよいと思います。
キャビネットが膨らんでくると、どうしても耐久性が低下して状況次第では新品のキャビネットに入れ替えの必要性が出てきます。
メラミンキャビネットから少しお話がズレました。。すみません。
個人的な結論ではメラミン化粧版仕様のキャビネットは高コストですがその高いコスト分に見合ったリターンも期待できるので予算が許せばまちがいなくおススメキャビネットになります。高品質なので高価格になるのはしかたないといったところです。耐久性だけで見ればステンレスキャビネットもおススメです。コスパでみればウッドキャビネットシリーズです。
明日は90cm水槽の水槽設置がございますので水槽設置後に写真の整理ができましたらご紹介させて頂きます。