こんにちは藤川です。
今日はスポンジフィルターについて話したいと思います。
最近、ご使用のブリーダーも増えています。
お値段も手頃で、便利な商品です。
7月に選別漏れした当歳魚は、広めの飼育槽にまとめて入れてあります。
このような密飼いの場合は、すぐに水が汚れてしまうのでフィルターを使用しています。
この水槽では大サイズ(¥980)を2個使用しています。
水深に合わせて、パイプは外して使用します。
水換えの際は捨て水でスポンジを洗います。
バクテリアが塩素に弱いので、水道水は禁物です。
排水しながらスポンジの目詰まりと汚れを取ります。
わかりやすく洗面器の中で洗ってみました。
すごい汚れです。
しかし、この中にバクテリアもいます。
完全にきれいにする必要はありません。
バクテリアや常在菌に慣れてくると、多少汚れていても元気です。
室内には小さめのらんちゅうがいます。
ごちゃごちゃと飼っているので大きくなりませんが、餌は1日に3~4回はあげます。
水換えは1週間に1回程度です。
スポンジフィルター1個使用していますが、すごいパワーです。
「らんちゅうは良い魚から病気をする」と言いますが、
ハネっ仔は病気知らずです。
排水する水でクシュクシュと絞るように洗います。
飼育水も綺麗ではありませんでしたが、フィルターが吸っていた汚れはすごいです。
スポンジにはバクテリアも付着しています。
スポンジが汚れて目詰まりしていると、効果が落ちます。
ある程度バクテリアを残す程度に洗います。
二度目になりますが水道水はダメです。
病気で薬や塩を使う時は、フィルターは使用しないほうが良いでしょう。
水道水でよく洗い、乾かしておくと病気や嫌な菌が死にます。
魚が元気になって塩を止められてから使用します。
らんちゅう飼育は水換えが頻繁で、常在菌の少ない環境で飼育している方も多いと思います。
しかし、多少の割水やフィルターを使用して慣れた菌を残すことで 病気になりにくい飼育ができます。
フィルターの周りに糞や餌がごっそり残っている事が無いよう、注意してください。
バクテリアが本領を発揮するには2ヶ月ぐらいはかかります。
汚れの吸着パワーもすごいですが、バクテリアが定着すると水が変わります。
当店では6サイズ扱っていますので、飼育槽に合うものが見つかると思います。
らんちゅう飼育にお勧めしたい商品です。