こんばんは、川崎です。
さて、今回からの新企画!
生麦海水魚センターのスタッフが各々自分のオススメなどを
思いのままに書き綴るコーナーになります。
他のスタッフもすでに書いている方もいますが川崎がこれが初投稿になります。
今回は最近多くのお問合せをいただいているカルシウムリアクターについてお話したいと思います。
こちらは現在2階の水槽で使用しているカルシウムリアクターCal React200
まずカルシウムリアクターが何をしているか?ご存じでしょうか?
細かく説明すると、、、きっと訳が分からなくなるので簡単にご説明します(笑)
簡単にいうとリアクター本体の中にカルシウムメディア(石灰岩)を入れて
それをCo2(二酸化炭素)を添加してカルシウムを水槽内に溶かして水質を安定させる。
とっても簡単ですよね?
カルシウムリアクターは海水魚飼育用品の中でもちょっぴり敬遠されがちな機材。
それが何故かというと本体以外に必要な機材がわかりにくいこと。
そこで今回はまずカルシウムリアクターを設置するにあたって必要な用品をご紹介します。
まずカルシウムリアクターを使うのに何が必要なの?と思う方も多いかと思いますので
箇条書きですが下記が一般的には必要になる機材です。
・カルシウムリアクター本体
・Co2ボンベ
・PHコントローラー
・レギュレーター
・電磁弁
・スピードコントローラー
・逆流防止弁
・カルシウムメディア
・1/4ハードチューブ
上記が基本のセットになります。
【本体】
現在当店にてオススメしているカルシウムリアクターですが
・OCTO Cal Reactシリーズ
・OCTO CRシリーズ
・V-calシリーズ
・Skimz CM117
上記4種が生麦海水魚センターがオススメするカルシウムリアクター本体になります。
OCTO Cal ReactとCRシリーズは基本作りは同じです。
Cal ReactシリーズはDCポンプのバリオスを採用しており静穏性はもちろんですが
耐久性も非常に高くなっております。
CRシリーズはACポンプですが音も静かでCal Reactシリーズに負けず劣らず人気の機種です。
V-calシリーズはDCポンプ搭載機種になります。
DCポンプを搭載しているにも関わらず低価格で非常に人気な機種にあります。
また本体自体が非常にコンパクトで小スペースな濾過槽でも設置が可能です。
コンパクトな機種をお探しの方はこちらのが一番オススメです。
Skimz CM117は上記4機種の中で唯一本体についているポンプのみで
水をくみ上げ、水を循環させます。
その他の機種に搭載されているポンプはリアクター内の水を循環させるのみとなっております。
その為他の機種では別途小さなポンプで本体に水を送り込むか、
メイン配管の途中に分岐を作りリアクターに水を送る方法のどちらかになります。
本体はご予算はもちろんですが現状のスペースの問題や配管の状態から
お選びいただけたらと思います。
【Co2ボンベ】
原則CO2ボンベはその名の通りボンベの中にCO2(二酸化炭素)が入っているものになります。
写真は小さめになります。
カルシウムリアクターを使う場合はミドボンと呼ばれる大きなものを使うことがほとんどです。
【PHコントローラー】
PHコントローラーとはカルシウムリアクター内のPHを測定し、
設定したPHを保つ機会になります。
通常カルシウムメディアを溶かすためにPHを6.5付近に設定し、それよりPHが高くなるとメディアが溶けなくなるため
高くなったらON、PHが6.5以下になったらOFFにするその名の通りPHコントローラーになります。
【レギュレーター】
CO2ボンベに取り付ける1次減圧になります。
ボンベからですCO2の量をここで大まか調整します。
機種によっては残圧ゲージ付きのものや大きなボンベの中身が切れてしまった際に
小さなボンベをつけらるようになっているものもあります。
ちなみに当店オススメは2way Regulator PROになります。
【スピードコントローラー】
レギュレーターの後に付ける2次減圧になります。
レギュレーターで大まか調整をしてスピードコントローラーで細かい設定が出来ます。
かなり細かく調整が効くようになります。
【電磁弁】
電磁弁はPHコントローラーに接続して使用する機材になります。
これを使用することで自動でCO2の添加をON、OFFしてくれます。
【逆流防止弁】
CO2の添加が止まるとボンベに水が逆流する場合があります。
それを止めるための防止弁になります。
【カルシウムメディア】
簡単にいうとカルシウムの塊です。
基本大粒、小粒があります。
大粒の方が扱いやすく目詰まりもしにくいです。
小粒は溶けやすくカルシウムやKHがすぐに上がりやすいのが特徴です。
当店ではサンゴのポリプが開きやすくなるARMをオススメしています。
【チューブホルダー】
こちらは余談ですがリアクターから排水するチューブを固定する用品になります。
店内使用なのでチューブホルダーは使用していませんが
あったほうが非常に便利なアイテムです。
っと、、、思ったよりも長々と書いてしまいましたので
今回はここまで。
今回はカルシウムリアクターをスタートするのに必要なアイテムの紹介でした。
次回は具体的に使い方などのご紹介をしていこうと思いますので
是非第2弾もお楽しみに♪
では失礼します。