器材担当の谷岡です。
オーバーフロー水槽の設置作業がありましたのでご紹介させて頂きます。
今回の作業はいつもと違い設置作業ではありますが既存の水槽に増設する作業になります。
既存の水槽はオルカT90水槽になります。
一般的に90㎝水槽と呼ばれるタイプです。
この水槽の右側に水槽を増設して既存水槽へ配管を連結します。
増設する水槽は横幅が30㎝で奥行きと高さはオルカT90と同じサイズになります。
水槽の背面に接続用のソケット加工入れてサイドフロー方式でオルカT90の濾過槽へ連結します。
連結作業は特段難しい作業でなく増設した水槽へのポンプの接続のルートと増設水槽からの排水をウールボックスへのルート接続すればOKです。
ウールボックスへ接続する際は蓋に穴をあけて配管を通します。
増設&連結配管作業完了です。
増設水槽の最大のメリットはろ過槽を既存の水槽の物を共有できる点がとてもメリットです。
立ち上げ期間を短縮できて、すでに安定した水質をそのまま利用できます。
またクーラーやプロテインスキマーのような高額機材も不要なのでコスト的なメリットもとても大きいです。
デメリットとして既存の水槽にセットしている器材の能力がギリギリの場合は増設した場合に能力不足になる可能性があるので器材性能を把握する必要性があります。
他には両方の水槽を1つの濾過槽で管理できるのはメリットですが病気等々が発生すると両方の水槽が同じ水質なので影響を受ける点がデメリットになります。
今回の増設水槽にはタツノオトシゴなどゆっくりした生態を収納するようです。
タツノオトシゴなどは魚と一緒に飼育すると餌の際に魚にスピードで負けてしまい餌がまわらなくなる可能性が高いので、今回のような別水槽があれば重宝します。