皆さんこんにちは
今回で3回目となる「KRAKEN-クラーケン-」徹底解説のブログですが、今回はKRAKENから精製される「DIウォーター」がもたらす恩恵をご紹介したいと思います!
■DIウォーターとは
DIウォーターのDIとはDeIonization(脱イオン化)のことで、脱イオン化した純水のことを頭文字をとってDIウォーターといいます。
原理は、水に含まれるイオン物質(不純物)を樹脂が吸着し、不純物を取り除く仕組みです。
この時、吸着した不純物が陽イオンであれば水素イオン、陰イオンの場合は水酸化物イオンを代わりに放出します。
注意点としては、有機物はイオン吸着できないため、そのまま吸着されず通水されてしまいます。
それでも不純物は99%近く除去できるので、安心してご使用いただけます!
■ピンポイントに理想の水質を作ることが出来る
突然ですが、皆様は海水には何を使用していますか?
殆どの方が「天然海水」か「人工海水」で飼育されていると思います。
天然海水とは、文字通り天然の海水で、当店でも伊豆の赤沢の地下800mからくみ上げている「海洋深層水」を取り扱っております。
人工海水とは、メーカーから発売されている袋やバケツに入った海水のもとを水で溶かして使用する海水のことを示します。
人工海水には、予めミネラルが含まれていることが多く、水道水をそのまま使用すると、推奨数値と異なる水質になったり、不純物が混ざって扱いずらくなることがあります。
そんな時に最適なのが、DIウォーターとなります。
DIウォーターは、不純物が限りなく少ないため、人工海水の理想の数値を作ることが出来ます。
また、硝酸塩などのサンゴが苦手とする不純物も取り除かれるため、飼育できる生体の幅を格段に広げることが出来ます。
■コケの抑制
苔の大きな要因として、水道水に含まれる栄養塩が挙げられます。
DIウォーターは栄養塩も除去するため、コケの抑制にもつながります。
また栄養塩は、水槽内での除去が非常に難しく、一度上昇するとピンポイントで調整するのはベテランアクアリストでも難しいとされます。
そのため、根源となる水をDIにするだけで、安心且つ簡単にきれいな水槽を維持することが出来ます。
■RO水との違い
RO水は逆浸透膜を通した水のことで、生成方法が異なります。
簡単に説明すると、水だけが通過できる細かい目のフィルターにより不純物を取り除く原理です。
勿論、水より細かい不純物はそのまま通水してしまいますが、有機物も除去できるため、イオン吸着と比較すると除去率は高くなります。
注意点としては、逆浸透膜に不純物がたまってしまうと通水しなくなるため、汚れと一緒に捨て水をしながら使用する必要がある点です。
そのため、より除去率を追求するならRO、節水や時短を優先するならDIがお勧めです。
ということで本日はDIウォーターを深掘りさせていただきました♪
今回で3回目のKRAKEN企画ですが、オススメポイントが止まりませんね(笑)
以前のKRAKEN関連のブログは下記からご覧いただけるので、是非ご一緒にご覧ください!
【原点にして頂点】「品質」「除去効率」「生産速度」トップクラスの浄水器『KRAKEN』徹底解説! | 生麦海水魚センター (namamugi-kaisuigyo.com)
【KRAKEN徹底解説企画第二弾!】違いは「純国産」と「スリムなデザイン」! | 生麦海水魚センター (namamugi-kaisuigyo.com)
それでは、皆様のご利用お待ちしております( *´艸`)