皆さんこんにちは!
今回も先日に引き続き、「OF(オーバーフロー)水槽立ち上げ必要機材」のご紹介です!
マリンアクアリウムに興味があっても、何が必要かわからない方に、どのような機材が必要なのかをご紹介していきたいと思います♪
今回ご紹介する機材以外にも、持っていると便利な機材はありますが、とりあえずこれを抑えればOF水槽でマリンアクアリウムを楽しむことが出来ます( *´艸`)
また「機材選びのポイント」「オススメ機材」のご紹介もあるので、OF水槽に興味がある方は是非最後までご覧ください(^^)/
■クーラー
読んで字のごとく、水温を冷却し一定水温で保つための機材です。
よく勘違いされがちですが、
「うちは、ペットを飼っていて24時間空調をつけっぱなしなのでクーラーは必要ないです」
という回答が多いですが、そもそもアクアリウムクーラーは空調と併用するのが前提の機材です。
要約すると、水量が多いと空調だけでは水温は下がり切りません。
身近なもので例えるなら、40℃のお湯を室温25℃の場所に放置した際に、グラスと浴槽のお湯では冷めるまでの時間が異なるのと一緒で、水槽のような数百ℓの水をピンポイントで下げるのには、とてつもない時間がかかってしまいます。
また一般的な海水魚やサンゴの飼育では水温が25℃前後が理想とされますが、室内温度を25度に設定したとしても、ポンプや照明の発熱により温度が上昇しやすくなります。
特に夏場では、クーラーを使用しない場合30度近い水温まで温度が上昇してしまうことも少なくありません。
海水魚やサンゴは温度の変化に敏感な種類が多いため、安心して飼育するためにはクーラーの存在は必要不可欠といえます。
★購入する時のポイント★
クーラーは他の機材と比較しても稼働時の音が大きく、音が気になる場所に水槽を設置する場合は、静穏性に優れたクーラーを選択するのがお勧めです。
また、キャビネット内にクーラーを収納する場合、排熱により周囲温度が高くなり、冷却パフォーマンスが低下しやすいので、使用する環境に合わせたスペックのクーラーを選択する必要があります。
★おすすめ機材★
ZC
高品質なコンプレッサーを使用した、静穏性と冷却能力に優れたクーラーです。
また、省エネ設計で同スペックのクーラーと比較した際に電気代がお得なのも魅力です。
背面には、ヒーター用コンセントがついていて、別売りのヒーターを接続することで、サーモスタットの役割を果たすことが出来ます。
■照明
色鮮やかな海水魚やサンゴをより美しく演出する機材が照明です。
大きく分けると「海水魚や簡易サンゴ用」「ミドリイシ特化型」の2種類になります。
特に、ミドリイシ特化型はミドリイシ飼育には切っても切り離せない照明でもあります。
サンゴは、「蛍光タンパク質」という光を吸収し発光するタンパク質をもっていて、サンゴに最適な波長を当てて飼育する必要があります。
特に、浅場に生息するミドリイシには、高出力且つ適切な波長の光を当てる必要があります。
そういった演色性に優れた高出力なLED照明を「フルスペクトルLED」といいます。
フルスペクトルLEDの特徴は、様々な色の素子の出力や色味を自分好みに調整できる点、タイマー機能で時間ごとに出力を調整できる点など、機能性の向上により、従来のLED照明より自然光に近い光を再現することが出来ます。
以前は「メタルハライドランプ(メタハラ)」という、高出力な照明がミドリイシ飼育には主流でしたが、発熱や電気代がかかるといった点やLED照明の機能性の向上により、LED照明にシフトされつつあります。
勿論すべての生体でフルスペクトルLEDやメタハラが必要なわけではありませんが、ミドリイシを中心としたサンゴの飼育には欠かせない機材となっています。
★購入する時のポイント★
ある程度、飼育する生体を決めておくことで照明の選択肢を絞ることが出来ます。
フルスペクトルLEDは機能性が優れている分、飼育できる生体の幅は広い照明となりますが、通常のLED照明と比べてコストが高いため、海水魚やミドリイシ以外サンゴの飼育しか検討していない場合は、優先的に購入する必要はありません。
逆に、最初は海水魚水槽を検討していても、サンゴ飼育に挑戦する可能性がある場合は、最初からフルスペクトルLEDを使用した方が余計なコストは掛かりません。
★おすすめ機材★
GrassyCoreX200
特徴は、スタイリッシュで水槽に合わせやすいシャープなデザイン、初心者でも使い易い操作性、ミドリイシの色揚げも可能な演色性、フルスペクトルLED屈指のコストパフォーマンスなど魅力の詰まった照明です。
特に、世界地図から海域を選択するだけで、その海域の再現光を簡単に設定できる「海域設定」は、スペクトルの知識がない方でも安心してミドリイシを始められる機能となっています。
また、ミドリイシまではやる予定がない方は、機能性はそのままで、素子の数を減らしてコストを抑えたGrassyCore120もございます。
120、200ともに照射範囲はレイアウトにもよりますが、1台で60~90㎝の水槽サイズまで対応しています。
アームやワイヤーは別売りとなりますので、ご購入の際はご一緒にお買い上げください。
ということで、part2では「クーラー」と「照明」をご紹介させていただきました!
ご紹介した、「メインポンプ」「水流ポンプ」「プロテインスキマー」「クーラー」「照明」の5つが、OF水槽には欠かせない機材となります( *´艸`)
他にも「殺菌灯」や「ドージングポンプ」、「リアクター」などの便利な機材もありますが、できるだけ費用を抑えてOF水槽を始める場合は、今回ご紹介した5つの機材でスタート出来ます♪
ご紹介しきれなかった機材もまたの機会に掘り下げていきたいと思いますので、楽しみにお待ちください(^^♪
前回のpart1をまだ見られていない方は↓のリンクから確認することが出来ますので、是非ご覧ください!
【OF水槽用機材特集】OF水槽立ち上げ必須機材コンプリートマニュアルpart1 | 生麦海水魚センター (namamugi-kaisuigyo.com)
それでは、皆様のご利用お待ちしております(^^)/