こんばんは藤川です。
クマノミの産卵、繁殖のブログも3回目となります。
今日は2階の売り場に新しい水槽ができましたのでその紹介からいたします。
60センチガラス水槽を4つ連結し、1つの濾過槽で水を循環させています。
それぞれにバルブを付けているので中の生体に合わせて水流の調節ができます。
現在はカクレクマノミの稚魚とイソギンチャクが入っています。
ブラインシュリンプの時期は濾過無しの水槽で飼育します。
その為、水の交換は毎日します。
私はこの三か月一日も休まず水交換をしました。
いささか疲れてきたので、人口飼料に切り替えた稚魚だけでも濾過槽のある水槽に移動したい。
そこで、この水槽を作ってもらいました。
カクレクマノミ3号は数が多く、2か所に分けて飼育することにしました。
混ませていると成長が遅れるからです。
この子たちの親は4号、5号とだんだん卵が少なくなり、
6号の卵はふ化しませんでした。
そこで今は休養しております。
相変わらず仲は良いです。
今週、当店でもカクレクマノミのペアを販売しましたが、
すぐに完売してしまいました。
繁殖目的でなくても水槽内で2匹が仲良くしていると癒されます。
始めからペアーなら一番ですよね。
今日はペアーについて少し話したいと思います。
改良クマノミはブリードの為ほとんどの場合ペアで入荷しません。
入荷した数匹をしばらく同じ水槽で飼育して観察します。
仲の良さそうなものを見つけて2匹だけほかの水槽で飼育します。
そして、同じ鉢に2匹で入るようになればペアと考えられます。
このペアは一時も離れず泳いでいます。
ただ、体がまだ小さいので産卵までは先が長そうです。
このペアも同じ方法で選びました。
サイズも同じぐらいでけんかはありませんでしたが、
性別が決まりオスが鉢の掃除を始めてから仲良くなりました。
性別は2か月ぐらいで変わるそうです。
ペアの片方を死なせてしまった時、メスが死んだので今いるオスより大きい個体を探されますが
そのオスがメスに変わることもできます。
珍しい種類の場合、何匹も入荷しない為その2匹をどうしてもペアにしなくてはなりません。
マックロッキーズアネモネは海洋保護区の生息のため、入荷はほとんどありません。
たまたまブリード個体を譲ってもらいました。
片方が強くてもう片方が水面の端に追いやられる状態でした。
そこで、ほかの魚も入れてみたところ弱かった方も普通に泳ぎだしました。
しかしペアになるには時間かかりそうです。
自然界では15センチほどに成長するようなので、繁殖の時期まで2年ぐらいかかるかもしれませ。
どちらかでも死なせては繁殖計画は終わりです。
生海ちゃんねで紹介していたマリンモニターを付けたいなーと思っています。
ヒレナガクマノミもなかなかペアになりません。
泳ぎ回っていて鉢にも寄り付きません。
イソギンチャクを入れるか、ほかの魚を入れるか思案中です。
クマノミの繁殖は自宅でしていますが、稚魚は2階の売り場にいます。
是非、見に来てください。
ベビーの販売もしております。