こんばんは、川崎です。
連日水槽設置やメンテナンスなど外回りが多くなっておりますが
そんな中先日水槽の引っ越しのご依頼がありましたのでご紹介します。
今回ご依頼いただいたのはレッドシーから発売されているペニンシュラ350になります。
こちらの水槽は当店ではなく別の海水魚ショップさんに設置していただいた水槽になります。
設置後1年ほど経過しているようですがこの水槽だけどうも調子が上がらないという事で
大掃除も一緒にご依頼いただきました。
まずは水槽の引っ越しという事で生体をすべて取り出し水を抜き、底砂もすべて取り出します。
当店の引っ越し作業やリセット作業では一度使用した底砂は再利用しないため底砂は撤去
水槽を磨き、今度は濾過槽へ
当店では普段取り扱っていない機材等もついておりましたが
引っ越し先で使用できるように機材を取り外し、メンテナンスをしていきます。
が、ここで問題発生。
なんとメインポンプの塩ビアダプターとホースを固定するために使うバンドが
写真の通り錆びておりました。
通常このタイプのバンドを使う場合は水に浸からない位置で使用しますが
こちらは濾過槽の海水に使った状態になっておりました。
ここまで錆びていると水槽内に錆が溶け出していることは容易に想像出来ますね。。。
もう一つ同じく海水に浸かっていたバンド
当店ではこのタイプのバンドを使う場合はクーラーの接続口、もしくは
濾過槽の水面からかなり高い位置で使用しているかと思います。
他社で水槽設置を依頼したお客様は一度ご確認ください。
海水魚はもちろんですが特にサンゴを飼育している方は命取りになります。
これがすべての原因とは言えませんがお客様が気にしていたこの水槽だけ上手くいかないという事も
この設置を見れば納得がいってしまいます。。。
水槽、濾過槽が空になりましたら運び出します。
まずは水槽を取り外し、
引っ越し先の廊下がギリギリな為毛布を使いゆっくり移動させます。
と、ここで気づいた方もいるかと思いますが、今回は水槽の引っ越しは引っ越しでも
家の中での引っ越しになります。
元々水槽を置いていた部屋から別の部屋に移動させていただきました。
水槽の移動も終わりここからが再設置になります。
機材やクーラーなどをもとの場所に戻します。
そしてREEFER系の水槽引っ越し、またはリセットなどをする方に必ず注意していただきたいのがこちら
オーバーフロー菅のOリングになります。
こちらのOリングは数年使っていればもちろん劣化しますが1年しか使っていなくても
一度パイプを取り外した場合は必ずOリングを交換してください。
しっかりとOリング交換セットも販売しておりますので
引っ越し等パイプを外すことがあれば必ず交換してください。
しないと水が漏れます。G2モデルになってからはOリングが2重で付いているため
かなり漏れる可能性が低くなっていますが必ず交換してください。
そして今回お客様より先ほどの錆びたバンドの件もあり配管の変更をご依頼いただきました。
設置したショップさんの配管を残しながらもすっきり配管に作り直させていただきました。
そして機材もほぼ入れ終わったら水を張ります。
水を張っている間もドージングポンプのチューブや配線などを今まで以上に綺麗に祥多くんがまとめてくれます。
一方久保原くんはLEDの設置を。
最後にコード類をまとめれば作業終了になります。
では移動作業が完了した水槽をご覧ください。
キャビネット内はすっきりまとまっております。
REEFERシリーズと言えばやっぱりREEF MAT
最近REEFERをご注文いただく方の2/3はREEF MATも同時にご購入いただいております。
プロテインスキマーはAD600
ろ材は水槽を設置してもらったショップさんのオリジナル天然ろ材とバイオスフィアが入っております。
今回は引っ越し作業という名の水槽移動作業になりました。
水槽もすっきり綺麗になりリスタート切れるかと思います。
錆びたバンドが関係あるかはさておき今まではミドリイシはもちろんですが
なんとスターポリプまでもが色抜けを起こすほど何かがおかしかったようです。
今回のこの作業で今後上手く水槽が立ち上がり楽しくマリンアクアライフを楽しんでいただけたらと思います。
生麦海水魚センターでは水槽設置や引っ越し作業、メンテナンスや水槽撤去、配管変更など
海水魚の事はもちろんオーバーフロー水槽の事などなんでもご相談くださいませ。
以上!失礼します。