器材担当の谷岡です。
オーバーフロー水槽の設置作業がありましたのでご紹介させて頂きます。
今回は淡水魚の大型水槽になります。
今回は大型の淡水魚水槽になります。
アロワナをメインとする水槽になります。
水槽は1450×600サイズとビックサイズです。
新築のご自宅へ設置作業になります。
水槽とろ過槽の搬入が終わりましたら配管の接続作業にかかります。いつものようにサクサクと進めます。
本日のアシスタントは白石君です。
今回の配管は淡水魚なので「垂れ流し式」にも対応できる配管を組んで行きます。
垂れ流しは水道の水を浄水器を通して24時間連続で常に少しづつ水槽へ水を入れて続けます。
通常ならろ過槽から、そのうち水が溢れだして床がビチョビチョになりますが、ろ過槽にオーバーフロー加工を入れて排水口へ流れるように配管をすれば浄水器の水を入れても水が溢れないようになります。
垂れ流しはおそらく最強のろ過方式ですが水道水の水質や季節によって特に冬場は水温の低下などがあるので環境に左右されます。ただ新しい水が常に水槽に入って来て古い水が排出されるので非常に魅力的なシステムです。
海水でできればよいのですが基本淡水魚向けになります。海水で垂れ流しをする場合はとてつもなく大きな貯水タンクが必要になります。
また「垂れ流し方式」だけでなく25度~30度ぐらいの水やお湯を浄水器に通して水槽へ循環できるようにも配管をしていますので水換え時に水を抜かなくても蛇口を回せば水槽へ自動で水が給水されてその分増えた水槽の水はろ過槽から自動で排水口へ排出されます「自動水換え」も追加しております。
(排水溝や浄水器は壁に穴をあけて外のベランダ側に設置します)
大型水槽は水を抜いたり入れたりするのが水量が多く大変なのでお時間がなく忙しい時はとても便利な機能だと思います。
もちろん普通に水槽の水を抜いて水を入れる水換えも可能です。
利便性を最優先して配管作業を進めます。
キャビネット内部の配管は写真のような感じになります。
淡水なのでろ材を大量に投入します。
メインポンプはDCポンプです。
この水槽クラスの通常ポンプになるとマグネットポンプやACポンプでもかなりの音がしますがリビングの設置になりますので静音性を重視してDCポンプを選択しました。
メインポンプなのでDCポンプでも信頼性が高めなものを準備します。
他に大型殺菌灯とヒーター(1000W仕様)をセットします。
水槽の裏側のベランダの写真になります。
壁を通した3本の配管をこれから接続して行きます。
大型水槽の管理を便利にするには排水と給水をいかに効率よく使えるかになります。
浄水器も念の為にセットします。
貯水タンクは市販の水槽で約25Lぐらいの水量を貯水できます。
急な出張なので足し水ができない場合に備えます。
自動給水は光センサーで感知する最新のタイプです。
照明は赤系のアロワナが収納予定になるので赤系のLED照明です。
天井から2本吊るします。
水槽上部の壁はコケ取りや餌やりなどメンテアンス用に開閉式になっております。水槽正面のコケ取りが水槽の裏側でなく正面からできますのでけっこう便利です。
開けた扉はダンパーでしっかり固定されます。
水槽の右側にはなんと暖炉がありました。
首都圏の設置では初めて見ました。
まだ入居前なので火は入っておりませんが大型水槽に暖炉と、とてもおしゃれなリビングでした。
お客様に聞きますと仕事で以前にモンゴルに行った際にゲルで寝泊まりした際の暖炉がとても暖かかったので設置されたそうです。
設置作業完了です。
埋め込み式水槽のは見た目がやっぱりいいので美観は最強クラスです。
今回の水槽設置ご依頼は昨年の11月ぐらいに話があり1年と1ヶ月後の設置作業になりました。
新居やリフォーム等々で水槽をお考えの場合はかなり先のお話でも気軽にご相談してもらえれば排水・給水・電気などいろいろとご提案できますので、ご遠慮なくご利用頂ければと思います。
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