器材担当の谷岡です。
先日ブログで新商品DIサーバー『クラーケン』をご紹介したところ、いろいろとご質問がありましたので、そのあたりをご紹介させて頂きたいと思います。
現在アクアの業界では浄水器としてRO浄水器やDI浄水器などが活躍して人気もあり注目されています。
コケ対策で主に使用されていているアクアリウムの器材になります。
☆☆☆ 不純物の除去率はどうやって調べるの? ☆☆☆
アクアの業界では一般的に浄水器の不純物の除去率を調べる目安にTDSメーターを使用します。
現在販売されているアクアの浄水器もこのTDS値を基準にフィルターの寿命の目安にします。
TDSは厳密にいいますと水の中の無機物を対象として水の汚れを計測します。有機物は対象外になります。
私の方で先日ブログでROフィルターは除去率が95%以上でDIフィルターは除去率が99.9%以上と記載したのはこのTDS値での除去率になります。
☆☆☆ 生産スピードは本当に速いの? ☆☆☆
はい先日のブログにもありますが当店の環境では20L容器に約60秒でDI水を生産できました。
超絶に早いです。ストレスフリーです。
☆☆☆ テスターの試験結果を見たい ☆☆☆
こちらはテスターの計測写真をブログの下の方でご紹介させて頂きます。
☆☆☆ 浄水器としての不純物を取り除く性能はどのくらいなの? ☆☆☆
浄水器は現在いろいろございます。
一般的には下のような浄水器があります。
☆RO浄水器
☆DI浄水器
☆RO+DI浄水器
上記のRO+DIと言うのは一つの浄水器にROフィルターとDIフィルターの両方が付いている物です。
無機や有機を含めた不純物がよく取れる順番は以下のようになります。
1位:RO+DIフィルター
2位:DIフィルター
3位:ROフィルター
上記からDI+ROフィルターが最強になり次にDIフィルターで最後にROフィルターの順番になります。
ただROだけでも相当に不純物が処理できますので十分な性能があると思います。
☆☆☆ DIサーバー『クラーケン』の特徴とは? ☆☆☆
一番の特徴はなんといっても従来のRO方式やRO+DI方式と比べて超高速で生産できる点が1番のポイントになります。
ストレスフリーです。欲しい時にすぐ生産できます。
生産スピードではなく水の純度にとことんこだわる場合はRO+DI方式でよいと思います。
悪い意味での特徴は初期投資およびランニングでコストがかかります。
目安は1トンでフィルターを交換します。
時間をかけてゆっくりでOKな場合はコストでみるとROフィルターの浄水器がおすすめになります。
☆☆☆ 水質検査 ☆☆☆
リン酸を試薬検査したいと思います。
クラーケンを準備します。
手順通りに試薬試験を進めます。
レッドシーの試薬での検査です。
比較シートで試薬に反応した水の色を比べます。
黄色っぽい感じですが0なのか0.1なのかが近い感じでハッキリしません。
水槽内で蓄積された飼育水ですとリン酸の数値がもっと高いレンジになる事になるのでわかりやすいです。
そこでデジタル式のリン酸テスターで計測してみます。
こちらも手順通りに作業します。
緑色のたまごっちのようなケースの中に計測する水を入れた容器をセットします。
この際に水を入れた容器に汚れや指紋が付くと数値が高くなって正確に計測できませんので汚れや指紋をしっかりふき取って緑の容器に収納します。
こちらは水道水の数値です。
こちらはDIフィルターのクラーケンの数値です。
テスト結果ではDI水の数値はゼロになりました。
ただアクア系の一般的なリン酸テスターなので無機のリン酸の計測値になります。
ケイ酸の方は後日またブログでご紹介したいと思います。