こんにちは藤川です。
毎日、暑いですね。
昼に自宅に帰るとベランダの飼育槽の水温が30度を越えていました。
さて、先日もっと暑い愛媛に行ってきました。
久しぶりの松本さん訪問です。
松本さんの魚は時々販売していましたが、この5年間は少なめの入荷でした。
稚魚の時期の病気に苦しんでいました。
「見せるほどの魚がいない。」とご本人から言われ、私も辛抱の5年間でした。
しかし、「今年はそこそこ出来そうです。」とLINEをいただいて、
すぐに飛行機を予約しました。
コケ一つ無い綺麗な飼育槽、お仕事しながら素晴らしい管理です。
3月産まれは2面で、大ぶりな構えの良い尾形にため息が出ます。
素赤でも尾の赤の入り方が綺麗で、垢抜けた魚ばかりです。
この魚たちのオス親も見せてもらいましたが、
普通の尾形ではこんな魚は出ないことを痛感しました。
しかし、壊れる魚も多いと思います。
「前がかり」とは魚にとっては泳ぎにくい尾形です。
水切れの悪いものは曲がったり、まくれたり、すぼんでしまったり。
残ったひと握りの魚も、この夏が勝負です。
良いも悪いも決まるにはもう1ヶ月はかかります。
そこで、だいたい形の決まった三月産まれから気に入ったものを選ばせてもらいました。
大会用に仕上げて欲しい魚や、自分でも種にしたいと惚れ込んだ尾形の魚を選んできました。
もうすぐ送られてきますので、商品アップを楽しみにしてください。
今回の訪問で大きな収穫は魚だけではなく、松本さんの魚の扱い方も勉強になりました。
すくい上げたり、池に戻すときなど尾形を傷にしないよう丁寧に扱われます。
私も審査で他の方の魚を触ることがあるので参考にして、
普段から練習したいと思いました。
大きな貯水槽が4個、しっかり置き水をされています。
家の脇に作った飼育槽は雨の入る場所、日差しが強い場所、屋根があり風通しの悪い場所など条件は色々です。
それぞれによしず、扇風機、波蓋など手をかけて育てています。
大切に育てられた当歳魚、もうすぐ入荷です。
魚が届いたらまた紹介しますね。