器材担当の谷岡です。
今回は水槽設置作業でなく水槽のメンテナンス作業がありましたのでご紹介させて頂きたいと思います。
東京の方で作業を行いました。
水槽のサイズは1800×600×600と大型水槽のメンテナンスになります。
到着しましたら水槽の状態を確認します。
ミドリイシを中心としたミドリイシ水槽です。
ただよく見ると枝系の同系のミドリイシが多くお客様に聞きますと最初は小さいミドリイシだったそうですがドンドン成長しまくっているそうです。購入時のミドリイシの10~20倍以上にはなっている感じでした。
ここまで成長しているのは長期にわたっての環境作りが抜群だっと思います。お見事です!
今回のメンテナンスでは広がったミドリイシにハネモなどコケがけっこうまとわりついているのでにコケがまとわりついた部分をカットする作業をします。
飼育水とミドリイシを水槽から隔離タンクへ取り出して、そこでコケの付いた部分をカットしていきます。
カットするヶ所によってはタガネやマイナスドライバーなども使用してカットします。
凄いミドリイシの量なのでドンドン作業を進めて行きます。
ミドリイシだけでなく水槽の方もお掃除します。
水槽の掃除が終わったので次は濾過槽の掃除に取り掛かります。
殺菌灯はQL40を2連結です。今回は交換球を交換しました。
枝系のミドリイシ以外にもコモンサンゴも超巨大に成長しておりましたので、こちらもかなりカットしました、
ハタゴイソギンチャクのそばにいるクマノミのペアはカクレクマノミとペルクラのちょっと珍しいペアでした。
写真に写っていますようにミドリイシだけでなくソメワケヤッコやクマノミにイソギンチャクに他にもけっこうヤッコの魚が入っていて、よく言われるミドリイシ水槽だと魚はあまり入れない方がよいというのを否定しているかのように魚とミドリイシが水槽内で共存共栄しております。凄いです。
全体の30~40%ぐらいのミドリイシをカットしましたので水槽がスッキリしております。
ただ、また数年後にはドンドン成長してミドリイシで埋め尽くされる感じになるのではと予想されます。
一般的にはミドリイシの飼育はお店もそうですが色揚げを中心に考える事が多いです。
ですが今回この大成長したミドリイシを目にして本気で育成すれば水槽でも、ここまで成長するのだな~と、とても考えさせられました。
水槽上部の照明は180㎝の水槽をカバーする為にたくさんの照明が設置されています。
よく見ると照明の発熱対策で小型扇風機も取り付けてありました。
水槽上部にはロールスクリーンをセットされていました。
照明を隠すにはよいアイテムだな~と感心しました。美観がよくなります。
今回のメンテナンス作業はいろいろと考えさせられることの多い勉強にもなる作業でした。
そろそろ、この業界で20年になりますが、まだまだ知らない事や新発見もあり日々勉強だな~と感じました。