こんばんは!久保原です。
さて、海水魚を飼育するうえで誰しもがお悩みになるコケ。
スポンジでこすろうが、スクレイパーで削り取ろうが、いくら水換えをしようがすぐに生えてきてしまい
もううんざり!でも定期的に掃除しないととんでもないことに…。
今回はそんな厄介なコケや藻を食べてくれるスカベンジャー達をご紹介していきます!
まずは一番気になるガラス面のコケをきれいにしてくれる生体から!
ガラス面といえばやはりシッタカ
どなたの水槽にも必ず入れているというくらい定番の貝です。
ガラス面を縦横無尽に動き回りよくコケを食べてくれます。
シッタカはまとめ買いがお買い得!
ひっくり返ると起き上がれなくなって死んでしまうので注意です。
シアノバクテリアやふわふわしたうっとしいコケにはタツナミガイがオススメ!
ガラス面はもちろんのこと、ライブロックに生えるコケもよく食べます。
サンゴをひっくり返したり、レイアウトを崩したりしにくいのでサンゴ水槽の方に重宝されますね♪
見た目がちょっと…というそこのあなた!
実は近くで見るとクリッとした目があり意外とかわいいんですよ~♪
動きもおっとりしていて結構可愛げがあったりします(笑)
砂のコケはなかなか掃除しにくく、無理に掃除しようものなら底にたまった汚れや病原菌が水槽内に舞い上がり魚の病気の原因になったり、サンゴの上に砂が積もってしまい痛めてしまったりとリスク高め。
しかし、生体に綺麗にしてもらえばならばそんな心配は無用!
マガキは砂のコケを掃除してくれる最もポピュラーな貝。
貝殻のすき間からニョロッと出た目と口がチャームポイント!
その長い口を使い砂についた茶ゴケを確実に除去してくれます。
ベントス系のハゼは底砂の掃除係にぴったり!
あっという間に砂をピカピカにしてくれる働き者です。
必死に砂をほおばっている姿は見ていて飽きません♪
底面をよく泳ぎ回りにぎやかにしてくれるので観賞用としても非常に人気の高い生体です。
ブンブクは砂に潜って砂の「中」を掃除してくれます。
水通りの悪い砂の中は結構汚れがたまります。
集めに砂を敷いている方には特におすすめ!
ライブロックには柔らかいコケから硬いコケ、様々なタイプのコケが生えます。
コケの種類によってスカベンジャーを決めるのがベスト!
観賞用としても人気の高いヤエヤマギンポは柔らかいコケを好んで食べてくれます。
ふわふわと水流になびくようなコケにお困りの方は是非ヤエヤマギンポを!
ツンツンした緑色の硬いコケにはエメラルドグリーンクラブなどの甲殻類がオススメ♪
人の手では取りにくいコケでもそのはさみでしっかりとつまみ除去してくれます。
小さなすき間や細かいところはヤドカリにお任せを!
そのい小さな体を生かして隅の隅までコケを食べつくします。
そこまで主張が激しくないので水槽の景観を損ねないのもポイント!
キャメルシュリンプは赤いボディに白のラインが特徴の鮮やかなエビ
観賞用としても良く用いられますが、コケはもちろんのこと、残餌処理までしてくれる万能なエビ!
値段もお手頃ですので甲殻類初心者の方にもオススメ♪
シラヒゲウニはガラス面からライブロックのコケ、硬いコケから柔らかいコケ、どんなコケにも対応してくれる万能スカベンジャー
かなりパワフルな働きをしてくれますが、その力強さうえ、接着していないサンゴなどを落としてしまったり、運んで行ったりしてしまうため魚水槽などにオススメです。
こちらはコケではありませんがはサンゴの天敵、カーリーを駆除してくれるありがたいエビ、ペパーミントシュリンプ。
ペパーミントシュリンプを入れればしつこいカーリーからもおさらばです!
今回は以上!
週末も元気よく営業しておりますのでコケやカーリーなどにお困りの方はぜひ生麦海水魚センターに足をお運びくださいませ♪
では失礼します。