器材担当の谷岡です。
2019年もいよいよクーラーの季節がやって来ました。
クーラーをお持ちのお客様はクーラーのフィルターのお掃除をしてシーズンインに備えて下さいね。
今回はいろいろあるクーラーメーカーの中でもクーラーと言えばゼンスイと言うほどアクアの熱帯魚業界では圧倒的なシェアを持っているゼンスイ社クーラーについてご紹介させて頂きたいと思います。
ゼンスイ社から販売されている水槽向けの主力クーラーはZRシリーズとZCシリーズがあります。
位置関係はZRシリーズが通常型クーラーでZCシリーズはZRシリーズの上位版クーラーの位置関係になります。
このZRシリーズとZCシリーズの特徴の一つにクーラーの価格にかなりの差があります。
例えば通常の一般的な90㎝クラスの水槽にクーラーをセットする場合はZRですとZR-130が候補でZCシリーズですとZC-500が候補になります。この時の当店価格はZRが62250円でZCは86890円となり差額が24640円になり、けっこう大きな金額が違ってきます。
★ZRとZCのどちらの方がお得なのか?
こちらは90㎝水槽でよく選択の候補になるZR-130とZC-500で考えてみたいと思います。
冷却能力はどちらもクリアしていますので冷却能力以外で、どちらがお得かを考えてたいと思います。
お互いのクーラーを(1)コスト・(2)静穏性・(3)消費電力で比較していきたいと思います。
(1)コスト(ZRが優勢)
コストに関しては圧倒的にZRが優勢です。水槽の冷却を目的にする場合はZRにした方が初期導入コストをかなり抑えることができます。
(2)静穏性(ZCが優勢)
クーラーの静穏性に関してはZRもZCもどちらもそれなりに動作音はしますがZCの方が静穏性が優秀です。
(3)消費電力(ZCが優勢)
50HZ地域で比べますとZRが320WでZCが154Wなり圧倒的にZCの方が省エネ仕様になっています。
結果は上記にようになります。
ZCはコストがかかりますが静穏性と省エネ性が優秀になります。
★ここで話を一度まとめますと
静穏性と省エネ性は魚には関係なく人間に関係するものなので魚重視でしたらZRで魚と人間の両方を重視ならZCと言う感じでになります。
★最後に実際のお部屋にクーラーを置いた場合の状況をイメージします。
最近は水槽を玄関でなくリビングの置かれるパターンが非常に多いです。
このリビング場合は静穏性が問題になります。リビングにはTVなどもあると思いますので、このようなパターンの場合はコストがかかりますがZCシリーズがおすすめになります。
また電気代で奥様などにちくちく言われる場合を想定しますと省エネタイプになるZCシリーズの方がおすすめになります。
★結論
ZRシリーズは静穏性や省エネ性にはあまりこだわらず水槽が冷却できて初期導入コストを抑えたい方におすすめです。
逆に静穏性や省エネ性を重視する場合はコストは上がりますが性能重視でZCシリーズがおすすめになります。
ただし例外があります。
小型の水槽(30~60㎝クラス)の場合はZC-100・ZC-200・ZR-MINI・ZR-75などなどが水量に合わせて候補になります。
この候補になるクーラーはクーラーとしても小型クーラーになりますので静穏性や省エネ性などの差はあまりないので、このクラスはZCとZRの差を考慮せずに水量に合わせて選択するのがおすすめになります。
どのクーラーを購入しようか悩んでいる場合はお気軽にお店にメールやお電話を頂ければと思います。